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メディアリテラシー教育ってどうやるの?

2026-05-21||鳥原 学
フィンランドでは、ウクライナ戦争が始まってから、フェイクニュースに対抗するためにメディアリテラシー教育に力を入れているらしい。長大な国境線をロシアと接し、かつて激しい戦争を経験した同国にとって、ロシアからの情報操作に対抗することは喫緊の課題だからだ。
リテラシー教育は3歳から始まる。小学校では『写真を見る』だけでなく、自分でスマホや学校のデバイスを使い、画像をレタッチしたり、AIツールで画像を生成・加工したりするワークショップを受けているという。
フィンランド国立視覚聴覚研究所(KAVI)の公式ガイドラインによると、「写真リテラシー」は美術の授業だけでなく、母国語の授業では「写真のキャプションが与える印象操作」を学び、社会の授業では「歴史的・政治的な写真の改ざん」を比較分析する、といった教科横断的な実践が義務付けられている。
もちろんメディア企業もそれに協力しており、記事を引用すると以下の通り。
「毎年「新聞週間」を開催し、若者に新聞やその他のニュースを配布している。2024年には、ヘルシンキを拠点とするヘルシンギン・サノマット紙が協力し、新しい「メディアリテラシーABCブック」を制作。これは、高校入学時に国内の15歳全員に配布された」
欧州の公益財団オープン社会研究所(OSIS)が行っているメディアリテラシーインデックスという指標を見ると、フィンランドがとびぬけて高いが、オランダやアイルランドなどもそれに迫るようになっている。それに対して日本は20位くらいで、もっとがんばりましょうという感じだ。
日本でもメディアリテラシー教育に力を入れるよう、文科省の学習指導要領には指針が示されているが、座学中心かつモラル教育になっているように感じる。実践的なやり方を試みた方が良いと思うだが。