birdsincは、生活史研究家・作家の阿古真理と、写真評論家の鳥原学によるofficeです。
6年9月に開催された、大邱フォトビエンナーレにキュレーターとして参加、メインテーマは「「私たちはどこから来たのか? どこへ行くのか?」に関わりました。
母に取材した食体験を軸に、農家の嫁だった祖母と、専業主婦の母、仕事を持つ私が整えてきた食卓をたどる。時代背景まで描くことで、多くの人から「昔はうちもこうだった」という声をいただいています。平松洋子さんが朝日新聞書評欄で書いてくださいました。
19世紀半ば、日本へ輸入された写真。日露戦争を経て新聞・出版メディアが拡大するなか報道写真が成長。第二次世界大戦時にはプロパガンダに利用され、また敗戦直後には「マッカーサーと天皇」の写真のように、社会に大きな影響力を持つようになった。戦後は戦禍や公害問題を追及するリアリズム写真が隆盛を誇ったが、経済成長とともに私的テーマ、広告へと多彩化する。本書は1974年まで120年に及ぶ歴史を描く。
1970年代半ば、消費社会が爛熟するなか『an・an』を筆頭にヴィジュアル雑誌が次々と創刊。新しい写真家たちが陸続と登場する。さらに『写楽』『写真時代』『FOCUS』の売り上げ拡大によって、写真は黄金時代を迎え、宮沢りえのヌード写真集は社会現象ともなった。他方で、90年代半ば以降のデジタル写真の普及は、150年に及ぶ写真史を一新する。本書は1975年以降の写真黄金期とデジタルの衝撃の歴史を描く。
1億総グルメへと突っ走った平成ニッポン、そして令和へ グルメブームと情報化に引っ張られて、身も心も満腹状態を求 […]
1960年代、森山大道さんについての評論をまとめた一冊。「「動機と行為の直結」を目指す写真家たち──森山と中平の苦悩をこそ起点に据えよ」として、二人の系譜に連なる写真家をたどっています。
本邦初の料理研究家史。表題に挙げた二人のほか、江上トミ、飯田深雪、辰巳浜子、土井勝、有元葉子、ケンタロウ、コウケンテツなど、多士済々の料理研究家の歩みと同時に、女性史も描く。家庭料理の担い手の変化が、提案する料理に影響を及ぼすからである。ヒット作。
携帯電話やスマートフォンで、誰もが気軽に撮影し、公開しているポートレイト写真。その目的も用途もさまざまだが、気づけば、一人あたりの撮影枚数は膨大なものになっている。昔ながらの写真館の仕事から、ファッション写真の歩み、プリクラ・自撮り・コスプレまでを例に挙げポートレイトの歴史を振り返り、社会的な機能と人間が写真に託している願望を浮かぼ上がらせる。
災害、下町の生活、安保闘争、産業開発など高度成長期の日本を、斬新なカメラワークで切り取った写真家の仕事を、作品とインタビューで振り返った。本書では序文とインタビューを担当。
『主婦の友』『きょうの料理』『オレンジページ』など人気メディアに掲載されたレシピから、家庭料理の変遷を描く。小津安二郎、向田邦子、槇村さとる『イマジン』、よしながふみ『きのう何食べた?』など人気作品から食卓の変化も読み解く。新聞各紙で書評掲載。台湾語訳もあり。
戦後の写真史に語られる100の名作に迫るシリーズの下巻は、1985年から2010年代までの50名を収録。出版メディアの盛衰と、美術館時代の始まりに、写真家はどのような道を見つけたのか。また女性写真たち家たちがぶつかった困難とはなにか。それぞれの選択から、現代の日本が見えてくる。巻末には赤々社代表の姫野希美との対談を収録。
『昭和育ちのおいしい記憶』から、有名作家たちに混じって、エッセイを1本収録していただきました。