この前、知り合いの写真作家の名前を、ある専門職大学のサイトの講師一覧に見つけた。肩書きは「客員准教授」となっていた。
客員教授なら聞いたことはあるが「准教授」とは珍しい。
後日、本人に会ったのでその件を尋ねてみた。彼は、2年前にその学校の職員と知り合い、同職を依頼されたという。しかし、その年度において、一度も教壇に立つことはなかった。
年が変わると大学から連絡があり、客員准教授を継続したいなら継続するが、登録料を払って欲しいと言われたそうだ。
「で、払ったの?」と聞くと「払うわけないでしょ」とのこと。それでも暫くは、サイトに名前が載っていて、たまたま私が目にしたらしい。(今は消されています)
それにしても…。と気になったので調べてみると、その大学に限らず専門職大学の多くは、かなりの数の「客員准教授」を抱えているようだ。
そもそも専門職大学は「ビジネスとITのリアルを学ぶ」がコンセプト。そのため現場で動いている若手起業家や、ベンチャー企業の中堅幹部、フリーランスの専門家などのネットワークを大量に必要としているとのことで、そのような人に片っ端から声をかけて客員准教授という肩書きを与えているようだ。
つまり「本学は業界の第一線の人材が何十人も関わっています」という体裁を整えるためだが、実際、教壇に立てる人は少ない。
それでも、一部の人には肩書き料を払うメリットもあるんだろう。まことに凄まじき教育ビジネスですな。