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渋谷を歩きながら

2019-11-25||鳥原 学

今期のウイークデーは、ほぼ毎日、渋谷に通っている。専門学校の時間割のためだ。
その行き帰りに、カメラを持ってプラプラと渋谷を歩くことも増えた。気まぐれにシャッターを切りながら、この大改造が完成する数年後よりも、進行中の今のほうが都市景観としてはけっこう面白いんじゃないかと思う。
街の骨組みというか、仕組みというかがむき出しになり、それが日常の活気と隣り合っていて奇妙だ。しかもそれが、刻々と変わっていく。

専門学校の生徒らで、この光景に関心を示す人が驚くほど少ないことが気になる。日々、見慣れてしまっているのだろうが、関心の範囲が狭いのだとも思う。街についても、写真についても。それを広げるにはどうしたら良いもんだろうか。

変貌していく街を歩きながら考えてしまう。