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トークショーのこと

2019-10-26||鳥原 学

9月から10月にかけて、4つののトークショーに参加した。ふげん社ギャラリーでの新納翔さん、専門学校で田凱さんと樋口健二さん、トーテムポール・フォト・ギャラリーで裵陳姬(ベ・ジンヒ)さんと。これらには初対面の方とのものもあれば、よく知っている人との回もあった。中国と韓国の写真家とが一人ずつ入っているのは、国同士はあっても文化面では緊密に行き来する時代になったということだろう。
ただ、どのよう来歴や国籍の方であっても、その人をよく知っている場合、私の役割ははっきりしている。司会者というかインタビュアー的な役割を務めればいい。だが初対面の場合は、それより多少難しい。会話のリズムをつかむというか、互いの緊張がほどけるまでに多少の時間がかかる。ようやく最近、なんとなく糸口がつかめてきたように思っているが。テーマとか趣旨よりも、写真を見てその画像の特性から分かることを挙げながら、それが写真家のふだんの認識とどう繋がっているのかをテーマとすればいいということ。上手く話を運べたかどうかはもちろん聴衆の判断次第だが、そのやり方だと発見が多く、私自身にとっては成果があるように感じられている。
その意味で、裵陳姬(ベ・ジンヒ)さんとの会話は一番楽しかった。雨降りで、客足も伸びなかったが、写真に理解があるひとばかりで雰囲気がとても良かった。3月にソウルに行く予定にしているから、現地で再会できればと思っている。私にとっては、関係の始まりにこのトークショーがあったということが嬉しい。

http://tppg.jp/exhibitions/2019/Bae_Jinhee_familyproject.html