Birdsinc

さよならミック・ロック

2021-11-22||鳥原 学
ミック・ロックの訃報が届いた。
あの『Queen II』のアルバムジャケットを撮影したフォトグラファーで、「ボヘミアン・ラプソディ」のPVも彼が撮っている。
2003年に、ミック・ロックが写真美術館で個展を開催したとき、『ミュージック・マガジン』で展評を書いている。
クイーン、デヴィット・ボウイ、シド・バレットらのステージと私生活の両面を撮った人が、東京でもハイなテンションで喋っていたのを憶えている。
ミックのデビュー当時はLPのジャケットアートがどんどんと面白くなっていた時代で、下の『ロック・ミーツ・アート』がそのことを教えてくれた。
同じロンドンではヒプノシスとかキーフなどのクリエイター集団が活躍し始めている。それらのジャケットは今見ても刺激的だと思います。
この展示を機に、日本のロックの写真ってどこから始まったんだろうと思い、
私は鋤田正義さんや三浦憲治さん、井出精児さんらから話を伺ってみたいと思った。

「重要なのは、私が何からも抑制されていなかったことです。若い写真家にアドバイスを求められたとき、私はたいてい “自分のこだわりを貫きなさい。一回のセッションよりも、すべての要素の合計に価値があるようなコレクションを作ってみてください” と伝えています」(ミック・ロック)

https://www.udiscovermusic.jp/news/mick-rock-queen-photographer-dead-72?fbclid=IwAR2KeeHwzG4t0UmNYUUmCZumH3WqLBBzHAj7TFJOFC0tzpbTUZtv6LR2