birdsincは、生活史研究家・作家の阿古真理と、写真評論家の鳥原学によるofficeです。
戦後の写真史に語られる100の名作に迫るシリーズの下巻は、1985年から2010年代までの50名を収録。出版メディアの盛衰と、美術館時代の始まりに、写真家はどのような道を見つけたのか。また女性写真たち家たちがぶつかった困難とはなにか。それぞれの選択から、現代の日本が見えてくる。巻末には赤々社代表の姫野希美との対談を収録。
母に取材した食体験を軸に、農家の嫁だった祖母と、専業主婦の母、仕事を持つ私が整えてきた食卓をたどる。時代背景まで描くことで、多くの人から「昔はうちもこうだった」という声をいただいています。平松洋子さんが朝日新聞書評欄で書いてくださいました。
食欲と人物ドラマが織りなす、おいしい歴史。 江戸の昔から、日本人の胃袋と心を満たし、人と人のつながりを生み出し […]
本邦初の料理研究家史。表題に挙げた二人のほか、江上トミ、飯田深雪、辰巳浜子、土井勝、有元葉子、ケンタロウ、コウケンテツなど、多士済々の料理研究家の歩みと同時に、女性史も描く。家庭料理の担い手の変化が、提案する料理に影響を及ぼすからである。ヒット作。
好き嫌いがはっきり分かれるパクチーを入り口に、日本で流行って定着したアジア料理=アジア飯の歴史をたどる。戦争や革命が密接にかかわるアジア飯の流行には、アジアやヨーロッパの歴史も関わる。今は移民増加の現状も関係する。日本経済新聞に「アジアが持つ複雑な過去を、新しい視座から読み解く本」と書いていただきました。
戦後日本の写真の在り方を、世相の変化とともに叙述。写真史のエポックをつくった人々の証言を挟みながら、写真史の連続性と断絶がテーマである。その後の仕事の起点となったデビュー作。
6年9月に開催された、大邱フォトビエンナーレにキュレーターとして参加、メインテーマは「「私たちはどこから来たのか? どこへ行くのか?」に関わりました。
なぜ母は娘を抑圧するのか。その社会的背景を読み解く本。私自身の体験を踏まえ、「ていねいな暮らし」や、郊外のライ […]
19世紀半ば、日本へ輸入された写真。日露戦争を経て新聞・出版メディアが拡大するなか報道写真が成長。第二次世界大戦時にはプロパガンダに利用され、また敗戦直後には「マッカーサーと天皇」の写真のように、社会に大きな影響力を持つようになった。戦後は戦禍や公害問題を追及するリアリズム写真が隆盛を誇ったが、経済成長とともに私的テーマ、広告へと多彩化する。本書は1974年まで120年に及ぶ歴史を描く。
1964~1969年に生まれ、男女雇用機会均等法第一世代として社会に出た女性40人弱に取材をし、彼女たちが職場や家庭で受けてきた女性差別の問題の背景を探った本。重松清さんが朝日新聞書評に取り上げてくださいました。
日本のパンの歴史を描いた本。銀座木村家が生み出したあんパン、本格フランスパンを導入したドンクなど時代を代表するパンの誕生物語。また、パン以前のまんじゅう、粉ものの歴史、在日西洋人が感じた日本のパンなど、幅広い視点で日本人とパンの関係を描く。日本経済新聞の書評に出ました。
1990年代から2000年代までに行われた森山大道さんの対談・インタビューを多数収録。そのうちホンマタカシさんとの対談「深夜、新宿ゴールデン街 きわめてよいたいだん――写真と映画のリアル ホンマタカシ/森山大道」を構成しています。初出は「美術手帖」。