本邦初の料理研究家史。表題に挙げた二人のほか、江上トミ、飯田深雪、辰巳浜子、土井勝、有元葉子、ケンタロウ、コウケンテツなど、多士済々の料理研究家の歩みと同時に、女性史も描く。家庭料理の担い手の変化が、提案する料理に影響を及ぼすからである。ヒット作。
子ども時代から現在に至る、私の食体験を描くエッセイ集。昭和育ちにとっての初めての体験、忘れられない母の田舎での体験、海外旅行で発見したこと、出張や旅行で知ったこと。恥ずかしい体験も心の栄養になってきた。東京新聞で酒井順子さんが書評してくださいました。
『主婦の友』『きょうの料理』『オレンジページ』など人気メディアに掲載されたレシピから、家庭料理の変遷を描く。小津安二郎、向田邦子、槇村さとる『イマジン』、よしながふみ『きのう何食べた?』など人気作品から食卓の変化も読み解く。新聞各紙で書評掲載。台湾語訳もあり。
母に取材した食体験を軸に、農家の嫁だった祖母と、専業主婦の母、仕事を持つ私が整えてきた食卓をたどる。時代背景まで描くことで、多くの人から「昔はうちもこうだった」という声をいただいています。平松洋子さんが朝日新聞書評欄で書いてくださいました。
1964~1969年に生まれ、男女雇用機会均等法第一世代として社会に出た女性40人弱に取材をし、彼女たちが職場や家庭で受けてきた女性差別の問題の背景を探った本。重松清さんが朝日新聞書評に取り上げてくださいました。